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看護師のスキルアップ!専門看護師と認定看護師どちらを選ぶ?

看護師のスキルアップ!専門看護師と認定看護師どちらを選ぶ?


看護師さんは常に勉強をしなくてはいけません。医療は日々進化しているため、新しい技術や知識を取り入れていく必要があるのです。

院内研修を充実している病院も多いですし、院外研修への参加を積極的に取り入れている病院もあります。

研修に参加しないまでも、自分が関わっている疾患や看護に関する本を読んだり、看護研究を通して学んだりしています。

そして、もっと専門的な知識、深い知識が欲しいと思い、スキルアップのために資格取得を目指す看護師さんも多いのです。

ここでは、専門看護師と認定看護師の2つの資格について説明をしています。違いについて良くわからないと感じている人もいると思いますので、参考にしてくださいね。

【看護師がスキルアップをする理由】

学生生活を終えると、これで勉強から解放される!と思ったと思いますが、看護の勉強は仕事をしてからが本番です。

自分が配属された診療科の勉強を深めていく必要がありますので、学生時代に習った基本をベースに、知識を上乗せして行かなくてはいけません。

その中でスキルアップを目指すようになる看護師さんも多くいます。スキルアップを目指す理由は次のようことが挙げられます。

◎興味のある分野をもっと深めたい

長く働いていると、自分の興味がどこにあるのかがわかってきます。勉強をしていてもおもしろく感じますし、勉強したことを実践して結果がでるとさらに楽しくなります。

その分野の知識をもっと深く勉強をして、スキルを磨きたいと感じて、資格取得を目指す看護師さんが多くいます。

◎自分に向いている分野で働きたい

長く看護師さんを続けるために、多くの分野を広く知っているゼネラリストになるか、特定の分野でのスペシャリストになるかを考えます。

スペシャリストになりたいと感じている看護師さんは、自分に向いている分野で長く働きたいと思い、資格を取ること目指すようになります。

◎自信を持って看護をするため

自分の行っているケアに大きな不安があるわけではないけれど、もっと自信を持ってできるようになりたい、患者さんに安心して自分のケアを受けてもらいたいという思いから、勉強をする看護師さんも多いですね。
自分のためだけではなく、患者さんやご家族のことを考えてのスキルアップです。

【専門看護師の特徴と資格取得】

まず専門看護師について説明をしますね。

◎専門看護師とは

専門看護師が制定された目的は、患者さんやご家族、取り巻く人々に対して、質の良い看護を効率良く提供するために知識や技術を深めることです。
患者さんへのケアだけではなく、医療関係者との連携も図る、看護ケアのスペシャリストということです。

◎認定機関

日本看護協会

◎役割

実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究の6つの役割を担うことになります。
患者さんやご家族に対して、質の高い看護を提供する、患者さんだけではなく、看護師さんの相談にも乗ることも役目として大切になります。

また、ケアがスムーズに行えるように、他部門との調整をしたり、患者さんの権利を守るために考え解決をしていくことも大切な役割です。

患者さんに直接的なケアだけではなく、看護の質を高めるために、看護師さんへの教育や研究を通しての技術発展もしなくてはいけません。

◎専門看護師になるには

資格取得までの流れは、次のようになっています。

1、日本国内の看護師資格取得。
2、・看護系大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得する。
・5年以上の実務経験あり。そのうち3年は専門分野での実務経験であること。
3、書類審査と筆記試験の認定審査を受ける
4、専門看護師認定証の交付と登録

このような流れになります。
看護系の大学院を経て取れる資格ですので、時間も費用もかなりかかることがわかりますね。

また、資格を取得した後も、5年ごとに看護の実践や研修・研究実績などの書類審査を受けて更新しなくてはいけません。

◎専門看護分野

がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、遺伝看護、災害看護などの13の専門分野があります。
2015年現在で資格取得者は、1,400名を超えています。
人数としては、がん看護の専門看護師が多く、次いで精神看護、小児看護の順になっています。

【認定看護師の特徴と資格取得】

次に認定看護師についてです。

◎認定看護師とは

認定看護師が制度化された目的は、看護現場において看護ケアの広がりと質の向上を目指し、水準の高い看護実践ができる看護師を社会に送り出すことです。
看護実践に重きを置いた資格になります。

◎認定機関

日本看護協会

◎役割

実践、指導、相談の3つの役割があります。
患者さんやご家族に対して、熟練した看護技術の提供と、質の高い看護を実践します。実践を通して看護師さんへの指導や相談も行い、看護全体の質を上げることが役目になります。

◎認定看護師になるには

認定看護師になるには、次のような流れが必要です。

1、日本国内の看護師資格取得。
2、5年以上の実務経験あり。そのうち3年は認定分野での実務経験であること。
3、認定看護師教育機関での教育を修了する。(6ヶ月間615時間以上)
4、筆記試験の認定審査を受ける
5、専門看護師認定証の交付と登録

専門看護師のように大学院への進学を必要としないため、認定看護師の方が資格取得を目指しやすいですね。
こちらも5年ごとに看護実践や実績などの書類審査を受け、更新をする必要があります。

◎専門看護分野

救急看護、緩和ケア、皮膚・排泄ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護などの21の専門分野があります。
2015年現在で資格取得者は、14,000人を超えています。認定看護師の約10倍もの人数になっています。
人数としては、感染管理、皮膚・排泄ケアが多く、次いで緩和ケア、がん化学療法看護になっています。

【資格取得後のメリット】

2つの資格取得迄の流れや目的、役割はおわかりいただけましたか?
ともに時間と費用がかかりますので、誰でもすぐに取れるということではありませんね。
では、これだけの時間をかけて資格を取得するメリットはどこにあるのでしょうか。

◎看護の質の向上につながる

専門性の高い知識と技術が身に付きますので、今まで以上に質の高いケアを提供できるようになります。そのことが、患者さんやご家族の安心感や信頼にもつながりますので、コミュニケーションが取りやすくもなります。

◎看護師の育成や教育に携われる

専門看護師も認定看護にも役割には教育があります。自分だけではなく他の看護師さんへの指導を通して、病院全体の看護の向上に貢献することができます。
これは、看護界全体の底上げにもつながります。

◎転職や就職時のアピールポイントになる

資格を取得したらかといって、すぐに手当等のお給料アップにつながるかというと、そうではない病院が半数を占めています。
ですが、やはり専門的な知識と技術を持っていますので、病院としては喉から手が出るほど欲しいと思うものです。
ですから、転職等では資格を持っていない看護師さんよりは、有利に進めることができます。

【資格を取るためには環境が大切】

資格を取得するには、多くの時間と費用がかかることを感じたのではないでしょうか。
いくら自分が勉強したいと望んでも、職場の協力がなければ研修や勉強に行くことができません。

資格を取りたいと思ったら、まずは取れる環境かどうかを確認する必要があります。スキルアップに協力的な病院ばかりではありませんので、今の職場では難しいと感じたら、転職等をすることも視野にいれなくてはいけません。
まずは勉強できる環境を整えるところから始めることが必要ですね。